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アメリカ南部の音楽をやっている“SOUTHBAND”のボーカリストです。別ユニット“schazzie club”で、ジャズ&ポップスのライブもやっています。よろしく♪
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Southern American Music Band SOUTHBAND's Blog
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NHKの「プロフェッショナル」という番組に落語家の柳家小三治師匠が出ていて、その話に感動しました。落語に興味があるわけでもなく、ましてや聴きに行ったこともないのに、全ての事柄に共感を覚え、心の底から納得して感動したのです。
道は違っても、同じ芸ごと。相通ずるところがあるんですね。裏でどんなことがあったとしても、高座に上がったら全てはお客様のため…というのは、どんな芸ごとも一緒でしょう。
笑わせるのではなく、笑ってしまうのが、芸。これもまた大きく頷ける話です。歌ならさしづめ、聴かせるのではなく、聴いてしまうのが、歌ということでしょうか。
私をジャズシンガーになれとスカウトしてくれた先生は、無理をするな、自然体で行け、できる範囲内で力を尽くせばいいと言っていました。全く同じことを師匠も言っていたので、信じてやって来たことが正しかったのだと思い、亡くなった先生を思い、涙が出そうになりました。
その間には、それなりの練習をするということは言うまでもないことだし、誰も何の努力もせずに上達するなどと考えている人はいないと思いますが、そうした練習を積み重ねて日々自分を成長させて行く中で、今、この時は、その時の自分のできる範囲内で、無理をせずに心を込めて力を尽くせということです。
なぜならば、無理をしたらお客様はちゃんと分かるし、自分が無理せず気持ち良くできれば、お客様も気持ちがいいのだからと…。師匠も、体調なども含め、その時の自分の状態に応じて感情を表現できれば、たとえ下手でもお客様にはちゃんと通じるし、それが笑わすのではなく笑ってしまう芸になるのだと。だから、例えば声が出ない時は、声を張り上げなくてもいいような演目をやる。その演目でベストを尽くせればいいわけです。
ひとくちにそうは言っても、お客様に心の底から伝わる表現など、生半可にできることではありませんから、日々悩みながら精進して、自分の技量を磨いていかなくてはなりません。死ぬほど練習するなんてことは当たり前のこと。
問題は、その時点での自分が、その技量をいかに素直に、最大限に表現できるかということでもあり、そのためには、それまで生きてきた人生全てが関わってくるわけなのです。
お客様は何を聴きに来るのか?人柄を聴きに来るのですと師匠は言っていました。無駄を削ぎ落としていったら、人柄がむき出しになる。それを受け入れてもらうためには、自然体で素直でなくてはならないと。
それは、蕎麦を食べる演技が上手いからと言って、いい噺家であるとは言えないという言葉にも表れています。単純に技術を磨けばいいというだけではないんですね。どんな世界にも、テクニックはあるけど…という人は結構いますが。
最後に、プロフェッショナルとは?との問いに、どんなにすごい立派な人でも、本当のプロフェッショナルは自分はプロであるという意識などしていない。ただ、今していることを夢中でやっているだけだと師匠は答えたんですね。
理屈をたくさん並べて、プロとはこうあるべきだと述べる人は多いですが、そういうのは私もあまり納得できないし、プロフェッショナルであるかどうかは人が決めることですから、当人はただ、お客様のために夢中で全力を尽くすという意識でいいのだと思います。
それは、けしてお客様に媚びるという意味ではありません。自分が表現したいことを全身全霊で伝え、その結果喜んでもらえたら、芸人としてはこんなに幸せなことはないのです。
師匠も、100%満足する出来などほとんどなく、せいぜい年に一回くらい。そのほかは話もしたくないくらいだ。なのになぜやってるんだろうね?と…。満足のいく芸ができて、なおかつお客様も喜んでくれるということは最高の幸せですから、それが年に一回でもあったら、やめられはしないと思います。
話は飛びますが、同じ番組で、小三治師匠の前にドクター・ヘリのドクターの話をしていたのですが、やはりプロフェッショナルとは?の問いに、絶対的なリーダーシップが取れること。しかし皆と協調でき、常に新しいことに挑戦できることと答えていました。これも納得ですが、絶対的なリーダーシップは気持ちだけでは成り立ちませんから、やはり技術的なことも重要です。
いずれにしても、死ぬほど練習するのは当たり前。そして、人生の良いことも悪いことも全て芸の肥やしです。どうしたら上手く歌えますか?と人に訊く人に、答えはありません。
機会があったら、小三治師匠の落語を聴きに行ってみたいと思います。どんな分野でも、小細工なしにストレートに楽しませてくれるなら観たい、聴きたいと思います。それを肝に銘じて精進したいと思います。
道は違っても、同じ芸ごと。相通ずるところがあるんですね。裏でどんなことがあったとしても、高座に上がったら全てはお客様のため…というのは、どんな芸ごとも一緒でしょう。
笑わせるのではなく、笑ってしまうのが、芸。これもまた大きく頷ける話です。歌ならさしづめ、聴かせるのではなく、聴いてしまうのが、歌ということでしょうか。
私をジャズシンガーになれとスカウトしてくれた先生は、無理をするな、自然体で行け、できる範囲内で力を尽くせばいいと言っていました。全く同じことを師匠も言っていたので、信じてやって来たことが正しかったのだと思い、亡くなった先生を思い、涙が出そうになりました。
その間には、それなりの練習をするということは言うまでもないことだし、誰も何の努力もせずに上達するなどと考えている人はいないと思いますが、そうした練習を積み重ねて日々自分を成長させて行く中で、今、この時は、その時の自分のできる範囲内で、無理をせずに心を込めて力を尽くせということです。
なぜならば、無理をしたらお客様はちゃんと分かるし、自分が無理せず気持ち良くできれば、お客様も気持ちがいいのだからと…。師匠も、体調なども含め、その時の自分の状態に応じて感情を表現できれば、たとえ下手でもお客様にはちゃんと通じるし、それが笑わすのではなく笑ってしまう芸になるのだと。だから、例えば声が出ない時は、声を張り上げなくてもいいような演目をやる。その演目でベストを尽くせればいいわけです。
ひとくちにそうは言っても、お客様に心の底から伝わる表現など、生半可にできることではありませんから、日々悩みながら精進して、自分の技量を磨いていかなくてはなりません。死ぬほど練習するなんてことは当たり前のこと。
問題は、その時点での自分が、その技量をいかに素直に、最大限に表現できるかということでもあり、そのためには、それまで生きてきた人生全てが関わってくるわけなのです。
お客様は何を聴きに来るのか?人柄を聴きに来るのですと師匠は言っていました。無駄を削ぎ落としていったら、人柄がむき出しになる。それを受け入れてもらうためには、自然体で素直でなくてはならないと。
それは、蕎麦を食べる演技が上手いからと言って、いい噺家であるとは言えないという言葉にも表れています。単純に技術を磨けばいいというだけではないんですね。どんな世界にも、テクニックはあるけど…という人は結構いますが。
最後に、プロフェッショナルとは?との問いに、どんなにすごい立派な人でも、本当のプロフェッショナルは自分はプロであるという意識などしていない。ただ、今していることを夢中でやっているだけだと師匠は答えたんですね。
理屈をたくさん並べて、プロとはこうあるべきだと述べる人は多いですが、そういうのは私もあまり納得できないし、プロフェッショナルであるかどうかは人が決めることですから、当人はただ、お客様のために夢中で全力を尽くすという意識でいいのだと思います。
それは、けしてお客様に媚びるという意味ではありません。自分が表現したいことを全身全霊で伝え、その結果喜んでもらえたら、芸人としてはこんなに幸せなことはないのです。
師匠も、100%満足する出来などほとんどなく、せいぜい年に一回くらい。そのほかは話もしたくないくらいだ。なのになぜやってるんだろうね?と…。満足のいく芸ができて、なおかつお客様も喜んでくれるということは最高の幸せですから、それが年に一回でもあったら、やめられはしないと思います。
話は飛びますが、同じ番組で、小三治師匠の前にドクター・ヘリのドクターの話をしていたのですが、やはりプロフェッショナルとは?の問いに、絶対的なリーダーシップが取れること。しかし皆と協調でき、常に新しいことに挑戦できることと答えていました。これも納得ですが、絶対的なリーダーシップは気持ちだけでは成り立ちませんから、やはり技術的なことも重要です。
いずれにしても、死ぬほど練習するのは当たり前。そして、人生の良いことも悪いことも全て芸の肥やしです。どうしたら上手く歌えますか?と人に訊く人に、答えはありません。
機会があったら、小三治師匠の落語を聴きに行ってみたいと思います。どんな分野でも、小細工なしにストレートに楽しませてくれるなら観たい、聴きたいと思います。それを肝に銘じて精進したいと思います。
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