何年か前に本が出て以来、三日坊主のこの私が毎日欠かさずにしていることは、文章を書くことです。次に、本を読むことかな？上手い下手や、長い短いはともかくとして、とにかく文章を書くのが好き…というより、書かずにいられないのです。私にとって書くことは、食事や排泄と同じくらい、自然なことなのです。

特に携帯でネットにアップできるようになってからは、携帯がペンの代わり。むしろペンよりも楽だし、早いです。なので、例えここに書かない日があっても、どこかには必ず書いています。

文章を書くということは、ごはんを食べるのと同じくらい日常的だし、音楽は毎日なくてもまだ耐えられるのだけれど、文章を書くことができなければ生きていけないと言えるほど、私の生活の一部になっています。

数年前に、ネットで私の日記を読んだ翻訳家で早稲田大学教授である青山南先生が、「流れるような文章を書く」と言ってくださった日のことは、法外な喜びと共にずっと記憶に残っています。

それは私の人生の全ての事柄の中で一番嬉しい誉め言葉だったので、今でも時々、一人でこっそり反芻しては喜びを噛みしめており、たぶん冥土にまでしっかり持って行くだろうと思います。